審査について
日本雑穀アワードでは、商品本来の魅力や品質を正しく評価し、信頼できる選択基準を提供するため、明確な審査基準と専門的な評価体制を設けています。
雑穀を使用した食品の魅力を多面的に評価するため、4つの観点から審査基準を設けており、雑穀の専門性と市場性を踏まえた、実践的かつ現場感のある評価となっています。
① 味覚評価:味、食感、香り、見た目、食べやすさなど
② 雑穀の生かし方:雑穀の特性を活かした使い方・表現力
③ 商品としての価値:ネーミング、価格、表示、パッケージなど
④ 雑穀普及への貢献:市場性、継続性、話題性、業界への波及力
審査体制
雑穀の専門資格者による、実践的かつ公正な評価体制
日本雑穀アワードでは、他にはない“専門資格制度に裏打ちされた審査体制”を確立しています。審査を担うのは、本協会が認定する約3,000名の有資格者の中でも、特に高度な知識と実践力を備えた、雑穀エキスパートの上位資格、雑穀アドバイザーおよび、雑穀クリエイター認定者です。
これらの審査員は、雑穀の基礎から最新の利用技術まで幅広い知識を修得しており、日頃から講座・セミナー・商品開発などの現場で活躍しています。また、継続的な研鑽と活動実績が評価され、審査員に選任されるため、単なる食の好みや嗜好に依らない、専門的かつ実用的な視点からの評価が可能です。
さらに、審査にあたっては全員が秘密保持契約を締結し、評価基準と明確な手順に基づく絶対評価により、審査の透明性と信頼性を高い水準で確保しています。審査プロセスの厳正さにおいても、食品業界や開発担当者、そして消費者から高く支持されています。
主な審査員の職業背景(例)
・調理師、栄養士、管理栄養士
・食品メーカーの商品開発担当者、メニュー開発担当者
・米穀店や専門店の経営者
・雑穀生産者、農業関係者、公務員
・フードコーディネーター、料理講師、教育機関の教員 など
審査方法
公正かつ専門的な審査による絶対評価
日本雑穀アワードの審査は、他の表彰制度にはない公正さと専門性を兼ね備えています。審査はすべて審査員による「絶対評価」で行い、審査員同士はもちろん、外部関係者との相談や意見交換は一切行いません。各審査員が独立した視点で商品を評価することで、公平性と信頼性の高い審査結果を実現しています。
なお、評価は、商品ごとに設定された30の評価項目について、5段階で点数化し総合的に判定します。また、すべての部門において、年齢・性別・職業・地域性などを考慮し、5名以上(一般食品部門は8名以上)の審査員を選定しています。
審査方法は部門ごとに以下のとおりです。
■ 一般食品部門:審査商品と資料を審査員の自宅に送付し、自宅での個別審査を実施
■ デイリー食品部門:審査商品を自宅に送付または集合形式にて審査を実施
■ 業務用加工食品部門:所定会場にて、調理された審査商品を試食審査
日本雑穀アワードは、確かな評価を通じて、雑穀の魅力と可能性を広く伝えることを目的としています。優れた商品の価値を正しく評価し、雑穀の健全な普及と市場の発展につなげてまいります。